ドーム射影変換フィルタ for AviUtl

Dome Projection Conversion Filters for AviUtl

31, Aug, 2017

 


概要

各種魚眼レンズや正距円筒図法、通常レンズによる動画を等距離射影・正距円筒図法・透視図法の動画に変換するAviUtl用フィルタプラグインです。
ドーム映像やVR用映像フォーマットの変換を行うことができます。


プラグインファイル概要

  1. ドームマスタ変換プラグイン/ConvertToDomeMaster.auf
    動画を等距離射影(ドームマスタ)形式に変換します。
  2. エクイレクタングラー変換プラグイン/ConvertToEquirectangular.auf
    動画を正距円筒図法(エクイレクタングラー形式)に変換します。
  3. 透視図法(中心射影)変換プラグイン/CropToPerspective.auf
    動画を透視図法(中心射影,通常のレンズの射影方式)に変換します。

ダウンロード


静止画、キューブマップの変換はCube2DMで対応します。


インストール

  1. ダウンロードした.aufファイルをAviUtlのフォルダに入れるとプラグインとして認識されるはずです。

設定項目など

[入力射影方式]

各プラグインの設定パネルのチェックボックスにてチェックした射影方式に変換されます。
複数のチェックをつけた場合は一番下のチェックが有効です。
チェックを入れない場合は入力と出力が同一の射影形式となり、仰角・方位角変換などに利用可能です。

○等距離射影/ドームマスタ入力

ドームマスタ形式、等距離射影方式の魚眼レンズからの入力を行う場合チェックします。

  1. はじめにドームマスタ変換プラグインにて出力画角を円周魚眼の円周部の画角(カタログ値)に設定します。
  2. 次に入力マスクを出力画角と同一の値にします。
  3. 入力動画の円周部分がマスク部と同じになるように入力画角を設定します。
    このときグリーンバック・正方形切抜にチェックを入れておくと見やすいです。
  4. 動画内の円周部が上下にずれている場合、シフトX,シフトYで調整します。
  5. このあと出力画角を設定すると、実際の画角で出力が行われます。
    ドームマスタ変換以外のプラグインでも同一動画には同じ入力画角となります。
○正射影魚眼入力

正射影方式の魚眼レンズからの入力を行う場合チェックします。レンズ例:Madoka180

  1. はじめにドームマスタ変換プラグインにて出力画角を円周魚眼の円周部の画角(カタログ値)に設定します。
  2. 入力画角を動かして動画の円周部分がマスク部と同じになるように設定します。
    このときグリーンバック・正方形切抜にチェックを入れておくと見やすいです。
  3. 動画内の円周部が上下にずれている場合、シフトX,シフトYで調整します。
  4. このあと出力画角を設定すると、実際の画角で出力が行われます。
    ドームマスタ変換以外のプラグインでも同一動画には同じ入力画角となります。
○等立体角射影魚眼入力

等立体角射影方式の魚眼レンズからの入力を行う場合チェックします。
等距離射影と同様の方法でパラメータ調整行ってください。

レンズ例:SIGMA 8mm F3.5 EX DG, SIGMA 4.5mm F2.8 EX DC CIRCULAR FISHEYE HSM

○中心射影(写真)入力

通常のカメラレンズからの入力、もしくは天球上に画像を配置する場合チェックします。
画像を配置したい場合は入力画角にてで出力画像サイズを調整します。
実写の場合は入力画角に撮影レンズの水平画角を入力します。
これで変換後の画角が撮影時の画角と同じになります。

○正距円筒図法(Equirectangular)

正距円筒図法、エクイレクタングラー形式からの入力する場合チェックします。

[トラックバー]

○入力画角(度)

入力動画/画像の水平画角を入力します
(正距円筒図法では無視されます)

○入力マスク(度)

入力動画の画角のうち、描画したい画角を入力します。
指定した画角より外側が表示されなくなります。
(正距円筒図法では無視されます)

○出力画角(度)

出力動画の水平画角を入力します

○俯仰角・方位角・回転角(度)

視線方向と視野回転の角度です

○シフトX・シフトY(ピクセル)

入力動画の中心が魚眼レンズの中心でない場合、
このバーで位置の微調整できます。
(正距円筒図法では無視されます)

○縦幅指定(ピクセル)

変換後の動画の縦幅を指定するためのバーです。
チェックボックス「縦幅指定を有効化」にチェックが入っている場合のみ有効です。

[チェックボックス]

○縦幅指定を有効化

縦幅指定を行うためにはチェックを入れます。

○円形出力マスク

チェックすると出力画像横幅を直径とした円の内部のみが表示されるようになります。

○グリーンバック

画像が表示されない箇所が緑色になります。

○バイリニア補間

チェックしない場合はニアレストネイバー、チェックした場合はバイリニア補間で
ピクセル値を取り出します。

○正方形切抜・横幅=縦幅にする

チェックすると中央の正方形以外カットして縦横比を1:1にします。
(ドームマスタ変換プラグイン,透視図法(中心射影)変換プラグイン)

○横幅=16/9×縦幅にする

動画の縦横比を16:9にします。
(透視図法(中心射影)変換プラグイン)

○横幅=4/3×縦幅にする

動画の縦横比を4:3にします。
(透視図法(中心射影)変換プラグイン)

○横:縦を2:1にする

動画の縦横比を2:1にします。
(エクイレクタングラー変換プラグイン)


動作環境

AviUtlが動作するWindows環境


ご利用にあたって

本ソフトウェアは無保証です。本ソフトウェアの使用の結果生じた損害に対して、作者は一切の責任を負わないものとします。


お問い合わせ先:
NOMOTO Tomonori (メールアドレスは画像化しております。)


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