ユニバースにヒッパルコス衛星ののデータがやってくる。
Inventor形式のファイルを作り、ONYXにプロットして眺めてみる。が、恒星データの等級再計算を行うととても計算スピードが追いつかないだろうということで、データをユニバースの面々で眺めたところでストップ。
半田さん(東京大学大学院理学系研究科附属天文学教育研究センター助手)がユニバースのショーでヒッパルコスのデータをライブショーで使おうと言い出す。
ヒッパルコスのデータは太陽系シミュレータの恒星データとして活用。
ヒッパルコスデータは高幣氏による立体星座ビューア(太陽系大紀行に付属)として使用される。
米国、ヘイデンプラネタリウム・アドラープラネタリウム探訪。アメリカのプラネタリウムではヒッパルコス衛星データがプラネタリウム用シナリオとして活用されているのを見る。
半田さんがユニバースにおけるヒッパルコスデータ表示の現在の状況を知りたいと言われたので、Windows用に簡単なビューアをGLUTで作成。
北京での出張ユニバースにて中国星座絵を使用するため、太陽系シミュレータの星座線を引くソフトが必要となり、急遽ヒッパルコスデータを使用してヒッパルコスビューアを兼ねた星座線引きソフトを作成。
また、Tycho星表データ視差データを利用してプロット。表示は美しいが100万個の星は少々重い。
上記ヒッパルコスビューアwith星座線引き機能をもっと便利にしたものをHippLiner1.0として作成・公開。
1.0 (2001/6/4) HippLiner公開
1.0.1 (2001/6/4) 星座線がうまくエディタに書き込めなかったのを修正
1.0.2 (2001/6/5) 星座線がうまくエディタに書き込めなかったのを修正
エディタの「保存」の挙動の修正
星座線ツールに「中心位置」を追加
星空設定に「回転中心から見る」を追加
1.0.3 (2001/6/6) 星座線エディタに項目「星座線」を追加&機能追加
ヒッパルコス番号に対応
ショートカットキーの等級設定,太陽系を追加
1.1.0 (2001/6/6) 絶対等級、回転中心(任意の星)からの等級表示を追加
1.1.1 (2001/6/9) 年周視差を表示するようにした
2ボタンマウスのため、マウスのボタンの選択を可能にした
ウィンドウ・ステータスバーの状態など各種状態の保存
ショートカットキーのs,t,eを追加
1.1.2 (2001/6/10)選択時アニメーション機能を追加。表示等級を「中心から」に
しておくと表示される等級もその場所ごとの等級とした。
次第にターゲットから遠ざかるアニメーション機能を追加。
太陽系に戻るボタンの動作を修正。
年周視差0の星の絶対等級を-25とおいた。
表示等級が「中心から」の時はどこで見ても地球からの等級で
見えるようにした。
終了時Windowの位置・大きさを保存するようにした。
星像のスムージングの設定を増やした
1.2.0 (2001/6/13)星に色をつけた
星データを7.5等星までにして、星の数をこれまでの6.5等まで
8066個から23699個に大幅に増やした
選択移動時、等級表示が「中心から」の場合、リアルタイムに
等級を計算するようにした
回転、視点アニメーション機能をつけた
1.3.0 (2001/6/16)太陽の絶対等級を追加。
星数による3つのバージョンに分けた。
「中心から」の場合、等級変化もさせた
緯度方向の回転アニメーションも追加、回転速度変化も追加
着陸・離陸ボタンを追加
ショートカットキーの変更
1.3.1 (2001/6/17)ショートカットキーの追加変更
1.3.2 (2001/6/26)星名指定機能の追加
星座線ON/OFF機能の追加
1.4.0 (2001/7/5) 地図モードを追加
1.4.1 (2001/7/6) ツールウィンドウのタブを複数行化
「通常モード」を「展望モード」に名称変更
1.4.2 (2001/7/17)出力する星座線データにヒッパルコスカタログ番号を入れた。
移動について、10〜600パーセクの範囲で移動時間をリニアにし
て移動が一定スピードとなるようにした。
星座線の色を青くした
ファイル入出力で拡張子が分かるようにした。
1.5.0 (2001/7/17)星の等級をJohnson UBV Photometric SystemのV(H5)に変更。
ただし、星の選択はまだ Tycho Photometric SystemのVT等級で
(H34)行っているため、全体の表示星数は変わらない。
1.6.0 (2001/7/18)星の選択をJohnson UBV Photometric SystemのV(H5)から7.5等,
8.5等以上と変更したため、実質的に表示星数が増加
(Standard,Light版のみの変更。)
零除算エラーの軽減
1.6.1 (2001/7/19)星の座標位置計算をカタログH3,H4からH8,H9を使用するように
変更。これにより誤差は気持ち小さくなる気がする。ただし、
以前の星座線から星が位置が少しずれる可能性がある。
1.6.0で描画途上の星座線が見えないバグを修正
2.0.0 (2001/9/9) 固有運動を入れ、何万年後の星も見えるようにした。
星座線インスペクタ・エディタをつける。
星座線の色を変えられるようにした。
年周視差が誤差より小さい場合、年周視差が0に近い場合、
視線速度が存在しない場合の表示・非表示機能をつけた。
その他、1.xとは全く異なる新設計のため新機能多数。
2.0.1 (2001/9/16)現在いる星を選択してその「方向を向く」とエラーが発生した
のを修正。
太陽の等級・太陽からの距離が変だったのを修正。バージョン
2.0.0はメモリの不正アクセスエラーが起きる可能性があります。
ステータスバーの表示・非表示を設定可能にした。
いくつかの設定:Window位置・サイズ・常に上・視線速度・零年
周視差での表示・年周視差の誤差設定・投映モード・等級モー
ド・クリックモードを終了時に自動保存するようにした。
ショートカット追加・変更。英語版もテスト的に作る。
2.1.0(2001/12/28)ライブショー用にパネルを作成し、大体の操作がそのパネル上
で行えるようにした。ただショートカットキーが使えない。
2.1.1(2002/1/8) ショートカットキーを再び使えるようにした。
2ボタンマウスにも対応。Shift,Ctrlボタン押しながらマウス
の左ボタンをドラッグする。
星座線をライブショーパネルにすぐ反映するようにした。
2.1.2(2002/1/9) ライブショーパネルを消すとおかしな挙動を示すバグ修正。
ドラッグ中マウスボタンをウィンドウ外に持っていくと挙動が
おかしくなるバグ修正。
星座絵をときどき星座線エディタに描き出せないバグを修正。
2.1.3(2002/4/30) ショートカットキーのアサインを大幅に変更。
星名ファイルを設定ファイルとして読み込めるようにした。
星座線・星名ファイルの起動時自動読み出し機能をつけた。
ライブショー用のお名前入力パネルを付けた。
天文用語の訂正(実視等級→見かけの等級)。
「星をbitmapで描画」を設定に加えた。全ての星が同じ等級に
見えてしまうときはここをチェックすると良い。
多少のこまごまとした点の改良。
2.1.4(2002/5/4) スケール長の間違いを修正。
bitmap描画で星の形が変になるのを修正
画面の印刷機能をつけた。
ショートカットキーでメイン画面から星座線ファイルや星名設
定ファイルを読み出せるようにした。
ライブショーパネルのダブルクリックできる位置を増やした。
ライブショーパネルのデザインを少々変更。
2.1.5(2002/5/5) 画面の印刷機能が動作しない問題を修正。
画面のビットマップ保存も可能にした。
2.1.6(2002/6/21) 星の名前と星座名(含日本語)を表示できるようにした。
星のbitmap描画をディスプレイリスト化した。
コマンド名を変更。地図モードのスケール表示場所を少々変更。
2.2.0(2002/6/30) Hipparcosカタログの星データを全てを含むバージョンをLarge
バージョンとして公開。バージョン番号にはLをつけます。
0等星のサイズとして指定したサイズより等級が大きい星を表
示すると星が大きく表示されてしまうことがあるのを修正。
星情報Windowでcopy&pasteが効くように星座絵と星名ファイル
読み込みのショートカットを変更。
2.3.0(2002/7/5) 明るい星をポリゴン化、ビルボード処理して、星が大きな丸に
見えてしまうのを避けられるようにした。
地図モードで画面中心の星が消えてしまう不具合を解消。
星名ファイルを読み込んでも星空の星名が変わらないのを修正
2.3.1(2002/7/22) 星の表示を変更。遠くから見てもおかしくならないようにした。
ポリゴン化する星の最小サイズを指定できるようにした。
全画面モードを作成。それに伴いメニューの表示・非表示もつけた。
さらに右クリックメニューにウィンドウの表示他の項目を付けた。
ライブショーパネルの色・表示を変更。
ショートカットキーアサインを変更・追加。README内容に合わせた(経度・緯度回転)。
ヘルプを収録、呼び出せるようにした。
初期状態でデフォルトの星座線・星名を読み出すようにした。
2.3.2(2002/8/4) ライブショーパネルの速度スライダを星への移動中動かすと移
動速度が変化するようにした。
星のポリゴンサイズを設定できるようにした。
各等級表示時のデフォルト等級を設定できるようにした。
デフォルトの0等の星サイズを変更。8.5→8.0とした。
星への移動速度のデフォルトに0.5光年/秒を追加した。
立体視に対応。ただし4分割バッファモードに対応しているグ
ラフィックボード(nVidia Quadroシリーズ等)のみ。
現状では立体視時、立体感を出すために、星をr*r/300となる位
置(rは視点から星までの距離、パーセク)に置いています。
ポリゴン描画機能OFFで起動するとポリゴンサイズなどの文字や
設定項目がenableになっていたのを修正。
いくつかの設定項目が自動保存されていなかったのを修正。
2.4.0(2002/9/1) 星座線の各線の長さを光年・パーセク表示できるようにした。
銀河座標系のグリッドを表示し、銀河座標から星までの線を引
くことにより位置関係がわかりやすくした。
グリッド・線で表示する星のみを表示できるようにした。
散開星団のデータ(Dias+ 2002)と名称を入れてみた。
超銀河座標の座標軸・座標面の表示・非表示をつけた。
銀河のデータ(Tully 1988)と名称を入れ、銀河サイズを球形に
表示できるようにした。
星を表示・非表示にできるようにした。
天の川銀河のサイズを円盤表示できるようにした。
2.4.1(2002/10/31)バージョン情報に参照文献を追加。
ヒッパルコスの星を表示・非表示にするショートカット(H)追加
2.4.2(2002/11/1) 法線ベクトルをNormalizeしていなかったのを修正。
2.5.0(2003/10/29)星の色(青・赤)を強調するモードをつけた。
特に何もしていないときの太陽の表示等級を-5等に変更。
ショートカット"X","S"を変更。"V"を追加。
移動速度バーの最大値を250光年/秒にした。
OpenGLのゼロ除算エラーが発生しないようにした。
メニューやライブショーパネル表示のショートカットで視点距
離が0になってしまうのを修正。
星座線を順次読み込んでくれる秘密の機能をつけた。
2.6.0(2006/01/15)前回終了時と同じ視点位置・元期他で起動するようになった。
マウス操作を直観的に行えるようにした。
Shift+Ctrl+ボタンドラッグで画面を回転できるようにした
ライブショーパネルのフォントと項目を一部変更・追加。
ライブショーパネルの「コマンド」に恒星表示用・銀河表示用
などの設定ショートカットを追加して銀河表示や太陽近傍恒星
表示モードへのアクセスを容易に。
星(ポリゴン表示時)・散開星団の解像度を選択可能にした。
天の川銀河の名前をOur Galaxyとして表示するようにした。
スケールの自動切り替え機能を追加。
自動距離変化時の速度が視点位置に応じて変化させた。
地図モードで太陽が中心でなかったのを修正。
2.5.0の星座線順次読込機能を、複数の星座線ファイルから星座
線を選択して探すことができる機能に変更。ただし、星選択が
星座線描画モードでは←→キーは効かない。
これまでのような赤経・赤緯による回転はAlt+左クリックで可
能です。
INIファイルの[MainForm]→ExecFilePathHIPという項目で指定
したアプリケーションをF1キーから呼び出せるようにした。引
数としてHIP番号を渡す。
2.7.0(2007/09/03)星情報ウィンドウのサイズを不可変にした。
星の色を星の温度の黒体輻射として表示できるモードを作った。
ステータスバーは明らかに必要ないので非表示にした。
光行差・ドップラー効果・光行差を表現できるようにした。
相対論モードに伴って移動中のライブショーパネル表示変更。
コマンドリストに超光速・相対論モードを追加。
2.7.1(2007/09/22)星情報ウィンドウのサイズを可変に戻した。
相対論モードでの移動にかかる時間を設定に近づくように修正。
起動直後に太陽に行こうとするとsqrt domain errorになるのを修正
星情報ウィンドウのタブ選択順を綺麗にした。
Ctrl+Alt+C が星座線ファイルを開くように修復。
2.7.2(2008/02/05)動画作成用に静止画リストを保存できるようにした。
暗い星(1ピクセル以下)の星の色の計算ミスを修正。
ユーザーガンマ使用時(黒体放射輝度のガンマ≠1.0)の高速化。
タイトルバーにダブルクリックした星の情報を表示。
動画保存の邪魔にならないようにターゲットの星の色を変えな
い設定を付けた。
ポリゴン描画時の星の表示方法を少々変更。
表示する星のサイズの最大値を決められるようにした。
ユーザーガンマ使用時の設定パラメータの追加(基準サイズ)
相対論モードで星の大きさがカクカクするのを改善。
ショートカットキー"R"の動作が変(異常終了)だったのを修正。
ウィンドウ系(Ctrl+○)ショートカットキーの割り当て変更。
超光速モードで目的の星に着陸せずに到着することが可能に。
これに伴い「着陸/中心から見る」という表示に変更。
メインウィンドウ:ヒッパルコス:星表示設定の「視線速度が
分からない星も表示」「誤差が年周視差よりも大きくても表示」
「無限遠の星も表示」「地図モードでスケールの表示」を操作
すると異常終了するのを修正。
「星の名称の表示」「散開星団の位置に点もプロット」の設定が
終了時保存されなかったのを修正。
星座線表示機能・星座名表示機能・Epochに応じた星座線位置・
星座線の星間距離の表示機能・表示モード・星選択時の動作の
設定を星情報ウィンドウから操作可能にした。
絶対等級表示のとき年周視差の観測誤差が年周視差自体より大
きい星を表示しないように変更。
星をbitmap表示した場合の明るさが変だったのを修正。
動画保存を可能にしたのに伴い、利用規約?を改定。
2.7.3(2017/02/26)ドーム投影用にキューブマップの立方体6面画像を書き出せる
ようにすると共に、3Dドームに用キューブマップを左右の視
差をつけた状態で書き出して立体視ができるようにした。
これまでは透視図法により画面隅に近づくとポリゴンの星が大
きく歪んでいたが、本バージョンでは画面隅でも星が大きくな
らないようにした。キューブマップ書き出し時は中心から見た
時に星が丸くなるようこれまで通りポリゴンの星が歪んで見え
るだけでなく、 輝度を揃えるためにポリゴン以外の星も画面周
辺で大きくするようになった。これで、全天球用に変換しても
方向によって明るさが変わることがなくなった。
色温度・輝度計算の温度分解能を500Kステップから100Kステッ
プに細かくした。これにより相対論モードで移動した際に星サ
イズが急激に変化する現象が軽減された。
ドーム用に保存の場合、現在速度と宇宙船内の固有時、地球時
間を保存するようにした。
超光速モードで連番画像書き出しの場合に意図したフレームレ
ートになっていなかったのを修正。
連番画像書き出しの高速化とPNG出力への対応。
ポリゴン描画の星の光芒と星サイズの比率を起動時にiniファイ
ル内のhipp_displaylist_star_ratioにて指定できるようにした
これまでの値は6であるが、本バージョンでは2.5とした。添付
iniファイルではhipp_displaylist_star_ratio=2.5と指定してある。
動画を利用・放送など行う場合の利用規約を更新。
添付ヘルプファイルをpdf版に変更。
2.7.4(2017/03/18)2.7.3で地図モードが正常に表示されない問題を修正。
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