東京舞台照明 カラーフィルター見本帳 32

東急ハンズで210円で買ってきたカラーフィルター見本帳。
いろいろ色がついているけど透過率はどんな感じなんだろう&近赤外の透過率ってどうなってるんだろう? …と、ふと思って測定してみたもの。

測ってみて思ったことをいくつか…。

  • 可視域のいろんなところに吸収を持つ色素を使って色を付けているようだ。 単純に色素の濃度を変えただけです…という、いかにも電子遷移な感じのスペクトルが印象的。
  • そういうわけでこのフィルター、近赤外光に対してはどれもほとんど透明。なるほど照明用として使えるわけだ。

浜口研の紫外可視分光光度計(日立U-3500)を使用。
透過率(Transmittance)は1が100%で0が0%。
数値データ(JCAMP-DX形式)

全データ

 色にかかわらず、近赤外光の透過率は基本的に高い。

No.0 (250〜840nm:紫外・可視領域)

 色をつけなければ 紫外・可視域は無色透明。
紫外域の270nm付近で透過率が落ちるのは、多分このフィルムの材質がポリエステルで、ベンゼン環があるから。

No.0 (250〜3200nm)

 近赤外までほぼ透明。左の青線は上記紫外・可視域だけでの測定結果。
右の方(長波長側)に材質の赤外吸収(振動スペクトル)とその倍音・結合音が見えている。

No.0 (250〜3200nm 対数表示)

コンバージョンフィルター
A1〜A5 / B1〜B6

色温度変換フィルター。
どちらの系列も、1つの色素の組み合わせの濃度を順に変えていった感じだ。

エフェクトフィルター YG4/GR4/BL1/PU4

エフェクトフィルター
FR1/FR4/FR8/FR16

NDフィルター No.98/99

ポリカラー
No.12/14/15/16/17/18

概ねピンク色

No.20/21/22/24/26

概ね赤色

No.31/33/34/35/36/37/38

No.40/41/43/44/45/46

No.52/53/54/55/57/58/59

概ね青緑。No.52,53は緑・黄緑
500nm付近の色はRGB3色では通常再現できない領域。

No.61/63/64/65/66/67

概ね青。
No61や63は青緑。

No.70/71/72/73/74/76/77/78/79

青系統の色

No.81/82/84/86/87/88

紫〜赤紫くらいの色。
70番台と比べると赤(650〜700nm付近)の透過率が上がっているから紫に見える。

公開日 : 2004年07月06日 | コメント (0) | トラックバック
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