Cube2DM

An image projection converter between cubemap/fisheye/equirectangular formats

17, Mar, 2017

English

Dome Master, Original source of this image is http://www.humus.name/index.php?page=Textures&ID=137. Cube, Original source of this image is http://www.humus.name/index.php?page=Textures&ID=137. Equirectangular, Original source of this image is http://www.humus.name/index.php?page=Textures&ID=137.  

概要

CubeMap形式の全天球画像、各種投影方式の円周魚眼レンズやカメラレンズなどの静止画像・連番画像・動画などをドームマスタまたは全天球パノラマの形式に変換するプログラム。対角魚眼レンズで撮影した写真のゆがみを補正して普通の写真(中心射影)と同じ見え方に変換するといった使い方も可能。


ダウンロード

Cube2DM

Dome Projection Converter for AviUtl

動画で時間に応じて(タイムラインで)向きを変えるような用途にはAviUtl用プラグイン:Dome Projection Converter for AviUtlが対応します。


インストール

  1. ダウンロードしたファイルを好きなフォルダに展開する
  2. 実行形式ファイル(Cube2DM.exe)を実行する。

アンインストール

  1. ダウンロードしたファイルを展開したフォルダを削除する。

Cube2DMでできること

※上記画像サンプルのうち、横浜のキューブマップ画像の出典はhttp://www.humus.name/index.php?page=Textures&ID=137です。
CCライセンスで配布されていた画像を加工しました。


使い方

入力形式

出力形式

入力・出力のファイル・フォルダ名を入力して開始番号、終了番号、出力サイズを設定して、変換開始ボタンを押すと、開始から終了番号までの各CubeMapファイルがドームマスタに変換されて保存されます。

入力画角の設定から変換まで

  1. 入力フォルダ・入力ファイル名を入力して動画・画像を撮影したレンズの入力射影形式を選択します。
  2. 出力画角として魚眼レンズの画角(SP360なら214°, madoka180なら180°)を入力します。さらに出力側の「マスク」にチェックを入れ、出力形式をドームマスタ形式にして出力プレビューを表示します。
  3. 出力プレビューボタンを押して確認しながら入力画角と入力オフセットを調節して、円周魚眼の円周部分の境目がプレビュー画像外周の円周マスクに重なるようにします。対角魚眼映像の場合は画像の四隅が画像外周のマスクに重なるようにします。
  4. これで入力画角とオフセット位置調整が完了です。これ以後入力画角とオフセットは変えません。
  5. 他の射影方式で出力したい場合はここで出力形式を変更します。
  6. ドームマスタの場合は、実際に出力したい画角を「出力画角」に入力してください。
  7. 仰角・方位角・画面回転を調整して出力したい向きにします。
  8. 出力フォルダ・出力ファイルや出力サイズ等の設定を行い、変換開始ボタンを押すことでドームマスタまたはエクイレクタングラー映像が保存されます。

ユーザ定義射影変換の使用

  1. レンズ正面からの角度と、得られた画像の対応をプロットしてグラフにします。(下の例を参照)
  2. 正面から90°方向が1になるように曲線をスケーリングします。
  3. 作ったグラフを曲線(原点を通る曲線(多項式、sinまたはtan))で近似します。
  4. coef_in.txtに近似パラメータを入力します。
  5. 目的の画像・動画を書き出してください。
サンプル:各ファイルはcoef_in.txtという名前に変更してCube2DMx64.exeと同じフォルダに置いてください。

Raynox DCR-CF187PRO

(実際に使うにはsin関数版がお勧め)
星風Pさんが星の座標を基準に作成されたデータを頂きました)

Entaniya Fisheye 250 MFT

(データはEntaniyaのページより)
(サンプルは倍率色収差補正パラメータも調整してあります)

倍率色収差の補正(色ごとに異なる拡大率を適用)

  1. 入力形式をユーザ定義射影変換にします。
  2. coef_in.txtを入力レンズの射影形式に対応するパラメータにして、入力画角の設定を行います。
    coef_in.txtの例:等距離射影等立体角射影正射影立体射影
  3. プレビューで魚眼レンズ外周近辺の画像を表示します。(方位角を90°近くにして画角を小さくすると良いかも。下例参照)
    この際、coef_in.txtの15行目(R)を1.001程度にしてプレビューしてみてください。
    プレビューボタンで確認を繰り返しながら、さらに15行目(R),の値を変化させ、最も綺麗に見える値に調節します。
  4. さらに必要に応じてcoef.txtの17行目(B)の値も少し変えてみて、最もくっきり見える値にします。

例:魚眼レンズによる写真の画像端。ユーザ定義は等距離射影のパラメータ(2行目=1、1,3〜14行目=0)使用

元画像
(使用レンズ:Fujinon YV2.2×1.4A-SA2
そのまま
等距離射影→中心射影
(方位角:-62°,仰角8°)

ユーザ定義+色収差補正
→中心射影
(R: 1.0035, G:1.0, B:0.997 )

ユーザ定義+色収差補正
→中心射影
(R: 0.985, G:1.0, B:1.0 )(小さすぎ)

ユーザ定義+色収差補正
→中心射影(適正)
(R: 1.0035, G:1.0, B:1.0 )

ユーザ定義+色収差補正
→中心射影
(R: 1.015, G:1.0, B:1.0 )(大きすぎ)


実行環境

.NETフレームワークが動作可能な64bit版Windows環境(16/03/26版までは32bit版でも動作)


ご利用にあたって

本ソフトウェアは無保証です。本ソフトウェアの使用の結果生じた損害に対して、作者は一切の責任を負わないものとします。


お問い合わせ先:
NOMOTO Tomonori (メールアドレスは画像化しております。)


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