MoViEsはGaussianのアウトプットファイル内の分子構造と、振動計算結果を可視化するためのソフトで、Ball&Stick もしくは Space Filling モデルによる3D分子モデルの表示と分子振動のアニメーションが可能です。
(現在、MoViEs Ver.2ともいうべきMolStatというソフトを開発中です。MoViEsに関してはメンテナンスしません。2002/10/10)
GLUTを使用しているため様々なプラットホームで使用可能ですが、現在バイナリとして公開しているのは Windows9x/NT/2000 版のみです。
Windowsでの実行にはGLUTが必要です。
プログラムに Gaussian Output File をドラッグアンドドロップします。
もしくは、DOSプロンプトで以下のようにコマンドを走らせても動作します。
| movies gaussian.out |
ウィンドウが起動し、分子が表示されたら回転、ズームはマウスで操作します。
| マウス左クリック+上下左右 | 分子の回転 |
| マウス左+中クリック+上下 | 分子と視点との距離変化(ズーム) |
| マウス右+上下 | 分子と視点との距離変化(ズーム) |
また、キーボードショートカットで振動モードの切り替え、スケーリング等が可能です。
| h/H | ヘルプ:キーボードショートカットの表示 |
| i/I | 現在表示されている分子の状態を表示 |
| t/T | 分子モデルのタイプ Ball&Stick もしくは Space Filling |
| Q | 終了 |
振動モードの切り替え
| r | 振動なし |
| w | 全振動を混成 |
| e | 次の振動モード |
| q | 前の振動モード |
| E | 振動座標の表示の切り替え |
スケーリングファクターの切り替え
| f | +0.01 |
| F | +0.001 |
| V | -0.001 |
| v | -0.01 |
| R | スケーリングされた振動数のリストを得る |
描画のタイムステップ変更
| D | 10倍 |
| W | 5倍 |
| d | 2倍 |
| a | 1/2倍 |
| S | 1/5倍 |
| A | 1/10倍 |
| s | デフォルト |
振動の大きさを変更
| C | 10倍 |
| c | 2倍 |
| z | 1/2倍 |
| Z | 1/10倍 |
| x | デフォルト |
| 28 Feb. 2001 | MoViEs 1.0 を公開 |