ネオンランプと水銀ランプ

普段波長校正用に使っている(低圧)水銀ランプとネオンランプ。
そういえば広い波長域でスペクトルを見たことなかったよな…と思ったので試してみました。

浜口研のファイバー分光器(Ocean Optics USB2000)にて測定。強度補正はしていません。
数値データ(テキスト形式)

ネオンランプ(200~850nm)

 600~700nmの光がものすごく強い。なるほどオレンジ色に見えるわけだ。

ネオンランプ(600~700nm付近)

 600~700nm付近の非常に強い部分を拡大するとこんな感じ。

ネオンランプ(ランプを分光器に近づけて)

 非常に強いのは600~700nm域なわけだけれども、他の波長域にスペクトルがないわけではない。ランプを近づけて300〜600nm付近を大きく拡大するとこうなる。

水銀ランプ(200~850nm)

 水銀ランプは肉眼では青白く見える。そして、254nmなんていう短波長の紫外線が強力に出ているのでかなり危ない。なにしろこの波長(254nm付近)の紫外線はオゾン層でカットされる、いわゆるUV-Cだ。ちなみに、日焼けでサンバーンになったりする紫外線UV-Bは大体280-320nmくらい。

水銀ランプ(250~600nmの強いところ)

 上のスペクトルをちょっと拡大した図がこれ。なお、蛍光灯でもガラス管の内部では水銀がこんなスペクトルの光を出しているわけだが、ガラス管面の蛍光物質で紫外光が可視光に変換され、しかもガラスは短波長の紫外光は通さないので、紫外光が漏れ出さないようになっている。→照明とディスプレイ

公開日 : 2004年10月30日 | コメント (0) | トラックバック
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