2006年06月29日
バイトンは酢酸に溶ける
題名そのまんま。
バイトンは酢酸99%には溶けるらしいです。(当たり前とか言わないでー。)
バイトンでシールして酢酸入れといたらなんかバイトンOリングの表面が変わってました。
酢酸が飛んだ後に油状の物が残ってました。
…とここで、使ってる人じゃないと全然分からないと思うのでとりあえず解説入れると、バイトンっていうのはデュポンが作ってるフッ素ゴム。耐薬品性・耐熱性が高いゴムなのでOリングなどにしばしば使われます。
とはいえ、それでも普通のフッ素ゴムだとアセトンとか酢酸エチル、アミン類には耐えられないので、そういう溶剤を使うにはパーフロロゴムってやつを使うようです。代表格はデュポンのカルレッツ。
…なので、パーフロにすると影響受けなくなるはず。
ちなみに、バイトンのOリング価格は150円。
同じ規格のOリングを日本製パーフロ(リンク先は例)で作ると5000円前後
カルレッツで作ると7200円ナリ。
結構高いですね。
もう1つ小ネタを。
レンズホルダーとかによくついてる白いリング。
あれ、濃硫酸に入れると溶けます。
跡形もなくなります。
のもとはあれテフロンだと思って濃硫酸に放り込んだら、跡形もなくなりました。
残ったのは黄色くなった濃硫酸…。
いやー。
あれ、アセタール樹脂だって知らなかったんだよぅ。
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