2007年02月18日
不都合な真実
ミント神戸にて。7割くらい埋まっていた。年齢層は中高年が多いかな。
のもとはドキュメンタリー映画という類のものを見たのはこれがはじめて。
さて。
この映画は、地球温暖化というテーマについてのアル・ゴアの講演が、彼の視点と彼の宣伝と共に映画という形にまとめられたものです。
すごく説得力があって、とても良くできていると思います。
プレゼンテーションの参考にもなります。
が、のもとが印象深かったのは、メインテーマというよりはどちらかというと、話の中で出てきた言葉たちでした。
災いを引き起こすのは、"知らないこと"ではない。"知らないのに知っていると思い込んでいること"である
マーク・トゥェイン
先送りや生半可な対策、聞こえのよいよくわからない急場しのぎ遅延の時代は終わりつつある。その代わりに私たちは、結果の時代に入りつつあるのだ
ウィンストン・チャーチル
といった先人の言葉たち。そして、
もし自分たちの身の回りで、重大な変化が少しずつゆっくりと起こっているとしたら?
−私たちは、手遅れになってしまうまで、ただじっと座っていて、起こっていることの深刻さに気づかずに居るだろう。突然の衝撃を受けない限り、つまり自分たちの周りで警報ベルのスイッチを入れるような大きな変化が急展開しないかぎり反応しないことがある。
そう。しばしば小さな変化を見逃して、重大な結果につながってしまいます。そして、
「お手上げだとあきらめてしまったほうがいいんじゃないか」という危険な誤解。
驚くほど多くの人々が、途中で立ち止まって「自分にできることがある!」と思うことなく、否定から絶望へと一足飛びに飛んでしまうのだ。
本当にあきらめてしまうのか、実はあきらめて絶望してしまうにはまだ早すぎるのではないか。
そんな、1つ1つの、
「忘れてしまいがちだけれども、とても大切なこと」
それを改めて思い出させてくれたことが、今日4度目の正直で「不都合な真実」を見に行った収穫かもしれません。
こんな言葉も、ふと思い出しました。
投稿者 nomoto : 2007年02月18日 22:45 | 映画幸運が三度姿を現すように、不運もまた三度兆候を示す。
見たくないから見ない、気がついても言わない、言ってもきかない。そして破局を迎える。
…「イノセンス」より。