2005年01月19日
ディスク容量と速度
11月末に仮納入されたDual Itanium2マシン。
注文仕様の300GB HDD×3台が未だ来ないまま年を越してはや半月。
そろそろ今の73GB×3台じゃ根本的に足りなくなっているのでなんとかしてほしい…。
昨日試してみた計算では通常のスクラッチ領域73GB×3台の実効容量191GBに、さらにrwfファイル領域としてシステムディスクの116GBも追加して総勢300GB以上のスクラッチ容量を確保したにもかかわらず、全容量を食いつぶしてあえなく異常終了…。
メーカーから安定品が送られてこないのはよく分かりましたが、そろそろ300GB×3台を本気で納入してもらいたいんですが…。>>HIT
ディスク食いつぶされ状況はこんな感じ。
[nomoto@Itanium2 ~]>df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/sda3 133G 127G 0 100% / /dev/sda1 102M 11M 90M 11% /boot/efi /dev/md0 202G 191G 1.4G 100% /scr none 6.0G 0 5.9G 0% /dev/shm [nomoto@Itanium2 ~]>ls -l /tmp total 121637808 -rw-r--r-- 1 nomoto users 124435464192 Jan 18 15:55 Gau-14077.rwf drwx------ 2 hpc users 4096 Oct 22 09:26 orbit-hpc drwx------ 2 root root 4096 Oct 22 09:26 orbit-root [nomoto@Itanium2 ~]>ls -l /scr total 199424728 -rw-r--r-- 1 nomoto users 0 Jan 17 14:31 Gau-14077.d2e -rw-r--r-- 1 nomoto users 0 Jan 17 14:31 Gau-14077.int -rw-r--r-- 1 nomoto users 204010946560 Jan 18 14:52 Gau-14077.rwf -rw-r--r-- 1 nomoto users 524288 Jan 18 12:55 Gau-14077.scr drwx------ 2 root root 16384 Nov 15 19:58 lost+found
見事、空き容量ゼロ…。
なお、このHDD3台はソフトウェアRAIDのストライピング。
本当に読み書き速度が速くなっているかどうか確認したかったので、Linux用のベンチマークソフトを探してきて試してみました。*1
まずはItanium2機でストライピング×3台(Ultra320 SCSI)
nomoto@itanium2 ~/bonnie++-1.02b> ./bonnie++ -d /scr (中略) Version 1.02b ------Sequential Output------ --Sequential Input- --Random- -Per Chr- --Block-- -Rewrite- -Per Chr- --Block-- --Seeks-- Machine Size K/sec %CP K/sec %CP K/sec %CP K/sec %CP K/sec %CP /sec %CP Itanium2 24G 7537 39 185288 27 53395 11 7190 39 193716 28 501.4 3 ------Sequential Create------ --------Random Create-------- -Create-- --Read--- -Delete-- -Create-- --Read--- -Delete-- files /sec %CP /sec %CP /sec %CP /sec %CP /sec %CP /sec %CP 16 2059 39 +++++ +++ +++++ +++ 2176 39 +++++ +++ 7143 39
流石に速いです。通常接続のシステムディスク(Ultra320 SCSI)の結果が
nomoto@itanium2 ~/bonnie++-1.02b> ./bonnie++ -d /tmp (中略) Version 1.02b ------Sequential Output------ --Sequential Input- --Random- -Per Chr- --Block-- -Rewrite- -Per Chr- --Block-- --Seeks-- Machine Size K/sec %CP K/sec %CP K/sec %CP K/sec %CP K/sec %CP /sec %CP Itanium2 24G 18100 98 51232 16 20109 4 17959 96 59344 6 276.5 0 ------Sequential Create------ --------Random Create-------- -Create-- --Read--- -Delete-- -Create-- --Read--- -Delete-- files /sec %CP /sec %CP /sec %CP /sec %CP /sec %CP /sec %CP 16 1944 98 +++++ +++ +++++ +++ 1995 98 +++++ +++ 10394 100
なので、3台つないだだけのことはあります。
ついでにPentium4機のATA 2台でのストライピングも試してみたら、
nomoto@pentium4 ~/bonnie++-1.02b> ./bonnie++ -d /scr (中略) Version 1.02b ------Sequential Output------ --Sequential Input- --Random- -Per Chr- --Block-- -Rewrite- -Per Chr- --Block-- --Seeks-- Machine Size K/sec %CP K/sec %CP K/sec %CP K/sec %CP K/sec %CP /sec %CP Pentium4 4G 10190 24 78034 8 26039 2 10653 23 61342 2 109.7 0 ------Sequential Create------ --------Random Create-------- -Create-- --Read--- -Delete-- -Create-- --Read--- -Delete-- files /sec %CP /sec %CP /sec %CP /sec %CP /sec %CP /sec %CP 16 2058 29 +++++ +++ 3858 0 2313 30 +++++ +++ 5193 30
となり、Pentium4機のシステムディスク:ATA 1台のみだと
nomoto@pentium4 ~/bonnie++-1.02b> ./bonnie++ -d /tmp (中略) Version 1.02b ------Sequential Output------ --Sequential Input- --Random- -Per Chr- --Block-- -Rewrite- -Per Chr- --Block-- --Seeks-- Machine Size K/sec %CP K/sec %CP K/sec %CP K/sec %CP K/sec %CP /sec %CP pentium4 4G 9940 25 48472 8 23317 3 10711 21 50616 4 107.1 0 ------Sequential Create------ --------Random Create-------- -Create-- --Read--- -Delete-- -Create-- --Read--- -Delete-- files /sec %CP /sec %CP /sec %CP /sec %CP /sec %CP /sec %CP 16 981 19 +++++ +++ +++++ +++ 1125 28 +++++ +++ 3560 25
となりました。
*1: バージョンが古いのは愛嬌ということで…。
2005年01月08日
デュアルディスプレー
ふと思い立って大学用のディスプレーをデュアルディスプレーにしてみました。*1
これまで使っていた17インチのCRTのSony CPD-G200 (SXGA)に加えて、20.1インチのIO DATAのLCD-AD202GW (UXGA)を買ってきて正面に置いて、デュアルディスプレー環境へ。
このディスプレー。新宿のビックカメラで買ったわけなのですが、実は結構重い(梱包状態で12.4kg)ので新宿から化学東館まで運ぶのが大変。かつてSony CPD-G200を買ってから家に持って帰った時のことが思い起こされて*2、どうなることかと思ったのだった。
なにはともあれ、設置して使ってみると、このディスプレーサイズだとPDFの論文を2ページ表示してもまともにで読めるということが判明。
17インチとか19インチだと印刷しないと読む気がしなかったのだけれど、今回のこれは結構かなり良いかもしれない。*3
*1: ヤケ買いという説もアリ。なお、上の液晶画面はベンチマーク実行中。
*2: 池袋のビックから家までの1キロくらいの間を20キロ以上の箱を持って歩いて帰ったのでものすごく大変だった。
*3: でも自宅用には23インチ欲しいなぁ…。いや、Appleの30インチもいいな。高いけど…。
ただこのLCD、保証期間は3年ということになっているけど、液晶のパネルとバックライトは保証1年なんだそうな。紛らわしくも保証書の裏にささやかに書かれてます。
それならば長期保証をつけてもらおうと、翌日になって再びビックに行ってみたものの、長期保証でもやはり液晶パネルは修理できないとのこと…。*1
使えない保証だねぇ…。新宿までの電車代損したよ…。
*1: 保険会社との契約がそうなっているとのことで…。
RADEON 9600SE
液晶導入に伴い、グラフィックボードもついでに買ってきた。
これまでのELSAのGLADIAC511だとアナログ2系統だから、液晶にするんならDVI-Dでやはり繋ぎたかったんだよねー。そんなわけで買ってきたのは玄人志向のRD96SE-A128GOLDってやつ。単純に新宿ビックにあったDirectX9対応でファンレスでアナログ出力がオンボードな一番安い価格帯のRADEON*1。
インストール後、早速ベンチを走らせてみる。
しかしこのグラフィックボード、ベンチマークとしてSPEC Viewperf 6.1.2とか試してみてもAGP8xモードだと結果以前にベンチマークが途中で止まってしまう。しかも、なんとか終了したDX-06とかLight-04の結果はQuadro化Gladiac511と大して変わらない…。*2
遅い。
これは変だな思って、ちょっとRADEON 9600SEをgoogleで検索してみる。
すると…RADEON 9600SEは遅いということで方々で地雷扱いされていた。やはり64bitのメモリバンド幅は遅いのだそうで…。あはははは・・・。*3
がっくし。
まぁ大学用は3Dにはほとんど使わないから問題ないといえば問題ないのだけれどねー。
*1: DirectX9対応というのは、今うちにあるのはどれもDirectX8までだから、DirectX9対応のにしてみたかったから。アナログ出力オンボードというのは、ロープロファイル仕様のフラットケーブル引き出しは如何にも画質に影響ありそうだったから。現実にもフラットケーブル引き出しは http://niga.sytes.net/at/radeon9600.html にあるとおり画質悪いみたいね。))。ディスプレー購入時のポイント還元で購入((アキバでグラフィックカードを買いあさる時間はちょっとなかったので…。
*2: まぁUXGA+SXGAデュアルディスプレーのDVI-D出力で測定しているという原因もあるかもしれませんが。
*3: 新宿のビックには128bitのボード、なかったんだよねー。