2005年11月30日

FinePix F11

(前号*1のあらすじ)

最近、理科学用CCD*2についてお勉強中だったのもとは、勢い余って自分用デジカメも更新してしまったのでした。

あれから約1ヶ月…。*3


のもとは真新しいFinePix F11(2005,10発売)と、これまで使っていたFinePix A310(2003,4発売)、そしてFinePix 30i(2001,11発売)を使って幾つかの被写体を撮り比べてみた。

まずは夜景から。*4

A310 (ISO800相当, 1.8s)F11 (ISO800相当, 1.5s, 縮小済)
↑神大工学部入り口から大阪湾を望む(11/2)。

次に昼間の写真。

30iA310F11
↑神大理学部A棟と100年記念館の間にあるもみじと桜(11/30)。

30iA310F11
↑神大理学部A棟(11/24)。

のもとは普段3Mピクセルで撮影するので、F11,A310は3Mピクセル。30iは2Mピクセルで撮影してある。あとF11は絞りをF5まで絞って撮影している。

実は、この写真(後半の2種類)を撮るまで、画質・使い勝手について高感度・S/N以外でF11がこれまで使っていたA310より格段に良くなったと思ったことはなかった。

最初の2枚の夜景みたいに、A310よりも実物よりも青っぽく写るし、コントラスト高めだし。

しかし、後半の2枚を見て、なんだかんだでデジカメってやっぱり進歩してるんだな…と思い直した。

解像度が全然違う。ノイズの出方も違う。

30iからA310、F11になるにつれ空のノイズは目立たなくなり、F11だと空の斑点状のムラはほぼ消失している。

落ちかけの桜の葉にしても、F11だと葉脈までくっきり見えるのにA310, 30iはボケてしまっている。

左から順にFinePix 30i, F11, A310。

同一サイズの画像にしても、画素数の違いは解像度にちゃんと効くのだな…と思った。*5

そして、コントラストが妙に高いから日陰と日なたが同居するシチュエーションで撮影するとあっさり白飛び、黒潰れが起きるし*6、夜景モード他プログラムモードだと露出補正できないし絞りも絞れないし…etc.。と、結構不満点も多かったF11を改めて見直した瞬間だった。

*1: ないですそんなもん。

*2: たとえばこんなメーカーのとかこんなメーカーのとか。

*3: 新製品のデジカメを買ったのなんてはじめて。なんせ30iもA310も型落ちで2万以下で買ったからねぇ…。

*4: ちなみに11/16の夜景もF11撮影したものです。

*5: もちろんF5まで絞った効果もあるかもしれないし、レンズの解像力も違うのかもしれないしピント精度の問題かもしれない(30iはパンフォーカスなのでピント精度は関係ない。)。いずれにせよトリミングするならF11が明らかに有利。

*6: 中間調はコントラスト低めで明部&暗部の階調を強調した撮影(フィルム)モードを作ってほしい。

投稿者 nomoto : 2005年11月30日 23:55 | 神戸・関西
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